事例:はてなブックマークのチュートリアルその1

早速ですが、gamificationにおける事例について、いろいろな視点で説明していきたいと思います。

gamificationって何?という根本の定義は、深田の記事で進めていきます。私は、gamificationを体現している事例を紹介するスタンスで書いていきます。ご確認下さい。

さて、私の中で記念すべき?最初の事例として上げたいのは、

「はてなブックマーク」の中のチュートリアル機能です。

※「はてなブックマーク」とは、株式会社はてなが運営するオンライン上で利用可能なソーシャルブックマークサービスで、その中の追加機能として、チュートリアル機能が2010年07月09日にリリースされました。

選定理由は明確で、私自身がgamificationという概念に出会う以前に、自然な流れではてなの意図したgamificationにハマっていたからです。

gamificationの本質的な意義は「ユーザエンゲージメントの向上と、顧客満足・顧客ロイヤリティの向上」という部分です。

私は、チュートリアル機能を通して、はてなブックマークのサービスの理解を深め、また、そこに用意された報酬で、
「ちょっとやってるユーザー」 ⇒ 「ハマるユーザー」
になってました。これぞgamificationの効果です。

さて、順を追って説明していきますね。

・はてなブックマークのチュートリアル機能は、2010年07月09日にリリースされていた。
・翌日、はてなブックマークからメールで「カラースターをお送りします」という案内が来ていた。

この時点では、私はチュートリアル機能が実装されたことに気づいていませんでした。
はてなブックマークは以前から利用していたので、ここで一つ疑問がわきます。

『カラースターは、有料で買わないといけないのに、なぜ手に入ったのか』

※スター機能とは、気に入ったブログやブックマークのコメントに「読んだよ」や「いいね」の気持ちを伝えられるコミュニケーションツールの一種で、はてなIDのある方には、無料で数が無限の「ノーマルスター」と有料で数に限りある「カラースター」があります。詳細は、公式サイトよりご確認下さい。

その疑問の答えは、メール文中にありました。

『チュートリアル4個完了。おめでとうございます!カラースターをプレゼントします。』

チュートリアルを事前にやっていたからもらえたらしい。
同時に、その時初めてチュートリアル機能の存在に気づきました。

チュートリアルのキャプチャ1
※執筆段階である程度チェックが完了してある状態のキャプチャになります。

そこには、基本的な使い方のいくつかが既にチェックされていたのです!

画面右上には、33個のステップの数が。
クリアしてカラースターがもらえるなら、、と、コンプリートしたくなる気持ちがわいてきました(笑)

そのまま、クリアできるものを片っぱしからチェックし始めます。
ちょっとやり方が分からないものは、右側のやり方をチェック。

チュートリアルのキャプチャ2

チュートリアルは、説明も分かりやすく的確で非常にスムースに一つ一つをチェックしていくことができます。
チェックが4個、7個、15個と完了する度に、カラースターも1個ずつ増えていきます。
また、チュートリアルには「基本的な使い方」「一歩進んだ使い方」「様々な機能」「はてなブックマークプラス」とカテゴリが4つ分かれており、「基本的な使い方」カテゴリのチュートリアルが完了した際は、カラースターが10個も獲得できました!

こうして時間が過ぎていきました。。チェック完了に達成感を覚えながら、完全にハマってました(笑)

チュートリアルのチェックを楽しむ中、今まで知らなかった便利な機能にも出会います。
また、携帯からでもWebからでもスマートフォンからでも、簡単にブックマークすることができることにも気づきます。こうして、便利な使い方を覚えながら、さらに利用促進につながりました。

別にカラースターが要らないという方もいるでしょう。私も最初はそうでした(笑)
しかし、最終的に獲得した(本来、有料の)カラースターを手にしたら、今まであまり使っていなかったスター機能もどうせなら使ってみようかと思ったのです。イイきっかけになりました。

これぞ、まさしくgamificationの本質的な意義である
「ユーザエンゲージメントの向上と、顧客満足・顧客ロイヤリティの向上」
につながる仕組みそのものです!

ここで、私がハマった4つのポイントとして

  1. 普段使いのサービスの中で、いつのまにか仕掛けに入れられていた
  2. 突然の報酬を知らせるメールが認知のきっかけになった
  3. コンプリートしたくなる人間の心理をついた見せ方とやりやすさがあった
  4. クリア数によって、報酬であるカラースターが簡単にもらえた

という、複数の仕組みが、行動促進につながったのではないかと思います。

さて、私がハマって面白い!と思った事例を紹介いたしましたが、当然いろんな意見があるとおもいます。これに対しては、他のユーザーのコメントも確認できたので、続きは次回解説します。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 norikki