50文字で一流の記者に? オリジナル記事タイトル投稿サービス「キジネタ」式ゲーミフィケーションの秘密

こんにちは!kusakariです。

皆さんは「キジネタ」というサービスをご存知でしょうか。
「キジネタ」はユーザーが記者となり、プレスリリースに自分なりのタイトル(50文字まで)を
つけてFacebookやTwitterで友達に発表できるサービスです。

「キジネタ」では、ユーザーが積極的にオリジナルタイトルをつけた記事を、
FacebookやTwitterに投稿しています。

なぜ、ユーザーは積極的にオリジナルタイトルを投稿するのでしょうか?

なぜ、何度も投稿をし続けるのでしょうか?

それでは詳しく分析していきましょう。

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プレスリリースとは…
報道機関の取材者(プレス)に対してメディアに取り上げてもらうために
発表(リリース)する資料。

 ■キジネタとは…
プレスリリース配信・掲載サービス「PR TIMES」を運営する株式会社PR TIMESが
4月にリリースしたWEBサービス。プレスリリースに対して自分なりの記事タイトル
を考えてFacebookかTwitterに投稿する。
公式サイトhttp://kijineta.com/
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※「キジネタ」の解説
・記事ネタを探す → オリジナルタイトルをつける(50文字以内) → TwitterまたはFacebookに投稿

1. あらゆる情報が「見える」から投稿したくなる

登録すると、簡単に説明があり、トップページに画像のような社員証が表示されます。

いいね!をもらった数や、特ダネを見られた数は、タイトル投稿後に気になる数値です。
筆者は投稿直後に画面更新を何度もして数値が増えないかとワクワクしていました。
このような情報は、投稿の質を高めようとする動機に繋がります。

また、今までに入手した称号や賞は、マイページで詳しく見ることができます。

マイページでは、社員証で見ることができる情報に加えて、
①自己紹介メッセージ
②特ダネを投稿した数のランキング順位
③特ダネを見られた数のランキング順位
④入社日、及び入社からの日数
⑤特ダネにしている分野の割合円グラフ
⑥今までにもらった賞の内容、総数
⑦今までにもらった称号の内容、総数

これらの情報も見ることができます。

●ランキングの現在順位は「見える」方がいいの?
◎「見える方が良い」
ランキング順位が表示されることによって、他者が気になるようになります。
ランキングで「有能感」を得るためには、多くの特ダネを投稿する必要があり、
投稿しようという動機に繋がります。

●賞や称号の総数は「見える」方がいいの?
◎「見える方が良い」
総数が見えることによって、後何個でコンプリートできるかが分かります。
例えば、5/20と表示されていたら、全部で20個あるうちの5個を入手した、
ということが分かります。この場合、称号を全部集めたい!といった「コレクション欲求」
がユーザーにあれば、行動へと移す動機になります。

※サービスによって変化します。

―投稿のやり方――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

まず、気に入ったプレスリリースを選びます。

記事の内容を把握し、タイトルを考えます。
このプレスリリースは当ブログの執筆者でもある深田が、8月に開催されるBadgeville社主催のカンファレンス
「Engage 2012」に登壇することが決定した、という内容です。

気に入ったタイトルが出来たら 特ダネ! を押すと投稿完了です。

称号が得られるなど、重要なことが起きるとキャラクターが登場することもあります。

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2. 称号が「もらえる」から投稿したくなる

記事タイトルを投稿すると、称号や賞を入手できることがあります。

また、条件は分かりませんが、活躍していると昇進をします。
これらのリワードがあることによって、次は何がもらえるのだろうといった期待感が生まれ
投稿しようという動機に繋がります。

 

3.人に「見られる」から続けたくなる

「キジネタ」でオリジナルタイトルを投稿すると、ライバルとなるユーザーが表示されます。

相手のマイページに行けば、その人がどんな称号をもっていて、何回いいね!をもらっているかが
分かります。自分より多かったら、その人を超えたいと思うかもしれません。

そして、ランキングは他人が見える、見られるからこそ楽しい要素です。

ランキングの上位者は、トップページに表示され多くの人から見られます。
それだけでも上位者は多くの「有能感」を感じることができるでしょう。
 ランキング上位を目指す、または維持するためには良質な投稿をしていかなくてはなりません

このような仕組みは、ユーザーが投稿を続けるための1つの動機になります。

4. 「キジネタ」のゲーミフィケーション分析とまとめ

ここまでの内容をまとめると「キジネタ」には以下のゲーミフィケーション要素があります。

①可視化…いいねをもらった数、特ダネを見られた数、役職、称号、称号総数、順位の可視化。
②おもてなし…リワード(称号・賞)の付与。
③成長…昇進、称号・賞のコレクション。
④競争…ランキング、ライバルの表示。
⑤世界観…キャラクターイベント、役職、UIによる演出。

●なぜ「キジネタ」は上手く機能しているの?
◎リワード+成長
ユーザーを飽きさせない工夫として多彩なリワードと成長要素を活用しています。
どんな称号が得られるか、また昇進はいつできるのか、といったユーザーの期待感を
高めることによってユーザーのモチベーション(投稿数)を維持することに役立っています。

●今後の改善点は?
◎成長ステップの可視化
いつ昇進するかがよく分からないため、昇進までのステップ(経験値など)を可視化して
表示することで更にユーザーをモチベートできるのではないでしょうか。
◎イベントライブラリの追加
キャラクターが登場するイベントにどのようなものがあり、何種類あるのかといった
ことが分からないため、称号などのようにマイページ内にストックできるようにすれば
何種類あるのかも分かり、ユーザーの新たなモチベーションになるのではないでしょうか。

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ここまでいかがだったでしょうか。
ゲーミフィケーションについてもっと詳しく知りたくなった方はこちらをご覧ください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。