gamification=「おもしろ化」?

さてこの単語、英語としては造語であり辞書などに載っている言葉では(本件投稿時点では)ない。英語上はご承知のように、「-fy」という接尾辞があり、「~化する」「~にする」という意味で使われる。gameという言葉にこれをつけると、「gamify」となりその名詞形が「gamification」だ。英語のサイトを見ていると、動詞としてgamifyという単語が使われている場合もある。

単純に日本語化すると「ゲーム化」というような言葉になるのだが、おそらく本来のgamificationという言葉の意図、私が出会ったベンチャーキャピタリストが話していたような意図はこの訳語だと正しく伝わらない。日本語で「ゲーム」と言ってしまうとTVゲームのイメージが強く出すぎてしまう印象も受けてしまう。色々社内でブレストしたのだが、敢えて日本語化するなら、「おもしろ化」というような言葉がニュアンスが近い。ただ、適切な訳語が現状見当たらないので、当座は本サイトでは英語のスペルそのままで書くこととする

言葉自体が聞かれるようになってきたのはWebを見ているとおそらく2010年前半頃からであろう。私が初めてこの単語に出会ったのは2010年9月だったが、その頃すでに先ほど触れたサミット「the gamification summit 2011」の案内がWeb上で出ていたため、それよりは以前に登場していたはずである。

この言葉、感覚的には過去にあった(今もあるかもやけど、まあ過去と言っていいでしょう)「Web2.0」という言葉が当時持っていたニュアンスと近いもしれないな、という気がしている。Web2.0は近頃は特に耳にすることはなくなったが、これはWeb2.0という概念自体が当たり前になってわざわざ言及するようなことではもうなくなったということなのだろうと思う。おそらくgamificationという言葉も数年後はそういう存在になっていく、つまりそういうことはもう当たり前であってわざわざ言うことではない、という将来になるのではないか。そういう意味でニュアンスが近い気がしている。