gamification summit 初日を終えて

思ったより時間がかかったが、ようやく1日目のレポートが終了した。

gamificationという単語自体にはわかりにくさがあるという印象は全体としてはありつつも、ゲームの持つメカニクスを他の分野に応用しようという発想はかなり以前から色々と研究されているということがよくわかった1日目だった。Jane Mcgonigal氏が提唱していたgamufulという概念もその1つである。彼女のアプローチはWebの世界にゲームメカニクスを持ってこようというよりは、もっと大きく現状の課題解決にゲームメカニクスを使おうというものであって、そういう点では対象がもっと広い。

一方、今回のサミットのスポンサー企業からも明確だが、gamificationという言葉はどちらかというとWebの世界にゲームメカニクスを適用させようとする場合に使われる印象がある。Gabe氏の定義を見ると、”the process of using game thinking and game mechanics  to solve problems and engage users” なので必ずしもWebに閉じる必要はないのだけれど、実体としてはこうしたことが一番適用しやすい環境としてはWebであるという状況だ。

Jane氏のアプローチは「現実の課題解決が出来るようなゲームをデザインすること」にあるが、Gabe氏(と限定していいかどうかはともかく)のアプローチはあくまで「既存のサービスにゲームメカニクスを取り入れる」というものである。前者が新規のゲーム作りに近しいアプローチであるため必然的に多くの事例を作ることが難しくなるが、後者は既存サービスへの適用という意味で広く受け入れられやすい面はあるだろう。

特にWebで実現しようとすると、スポンサー企業が提供するようなサービスを使うことで確かにかなり短期間で実現はできそうである。ただやはり「ゲーム作り・ゲームデザイン」という要素は依然として残るため、そのサービスやユーザ層にあったゲームデザインをしなければならないということは言える。やはり結局はこのあたりがキモになってくるのだろう。

次回以降2日目のレポートに移るのだが、この「ゲームデザイン」をどのようにすべきかということが2日目のワークショップではかなり具体的に説明がされており、大変勉強になった。ブログという制限上、すべてお伝えできないかもしれないが、なるべくエッセンスが伝わるよう工夫していきたい。